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株式会社 スタジオ・アルテック
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スタジオ・アルテックが創ること    <1/3>,<2/3>,<3/3>

「モノのためではなく心のための空間を創ります」

建築はあたりまえのことながらモノで出来ています。
木、ガラス、コンクリートや石といった素材を構成して、そこが意味のある場所と感じられる秩序立てられたものにする作業が設計だということもできます。
現代のようにあらゆる分野で世界との交流が活発な時代は建築素材の場合も世界中から気に入ったものを手に入れることが容易に可能な時代です。
そのような中にあって、モノの価値が高価であることや稀少性に頼って評価され、目を楽しませる表層の悦楽を享受することが目的となる、とも言うべきことが避けがたく生じています。

素材感や質感の確かさは建築の構成に取って重要であることにほかなりません。
が、ソレは空間を作ることに取っての手段であって目的ではないことに注意深くなくてはならないと考えます。
空間を構成する、つまり「建築する」目的はそこが意義深い場所と感じられるために、床、壁、天井の関係性がどのように其の場所に相応しく、美しく秩序立てられているか、ということです。そこに介在する光と翳によって其の秩序感がより鮮明に感じられて、奥行きや広がりの境界が曖昧性を伴って様々な想いにその都度の発見があるような場所を作ることです。別の言葉にかえて「その場の空気のあり方を、ほかならぬ其の場所だからこそという独自なものにつくること」、といえます。さらに言えば建築に求められる機能や使い勝手の充足は時間と共に変わりゆくものです。変わらない確固たるモノによって構成された美しい場では、それぞれの人々に委ねられた、時間を超えた発見の喜びと自由を意識させ、ソレが生きる歓びを作るということです。

そのようなことにとっては表層の素材感も大切ながら、最も重要なことは光と翳そしてモノの大小の関係という事実・実体の在り方に心の琴線に触れる秩序が感じられるかという事です。
安価でありふれたものによってでもそのように実態を秩序立てることは想像力によってできることです。

それは高級なものではなく高貴なモノを作るということだと考えています。

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